萬駄屋+Cicceno Citta@CO-NIWAたまプラーザ 2022

2022.6.25 @CO-NINIWAたまプラーザ

昨年11月に引き続き、CO-NIWAたまプラーザにて2度目の開催!
とはいえ、前回参加していた子どもたちは、新年度が始まって小学生から中学生になったチームや、部活を始めた子などそれぞれ新生活が始まって参加できない子が多く、今回はあらたに参加者募集のためのチラシを作成しました。

出店者が集まるのかしら?と心配してたのですが、締め切り間近になって相次いでお問い合わせをいただき、結果、募集枠6組を上回る参加の申し込みをいただき、数組お断りすることになってしまいました💦

出店6組中、5組が初参加というフレッシュなメンバーでスタートを切った今回のチッチェーノ。
この2年間ほどは、2020年のイベント準備をしていた子たちが中心で動いていたので、ある程度ここまでの流れがあって話ができるメンバーだったのですが、今回は子どもたちはもちろん、保護者のみなさまも、チッチェーノ・チッタのことはご存知ないので、私たちも初心に戻って活動の最初の頃を思い出しながら、子どもたちにどこから何を伝えていくか、慎重に考えました。

そして今回約2年ぶりに、オンラインではなくリアルでの子ども会議を開催。
(イベント会場となるCO-NIWAの下見をした後、雨のため急遽「子ぐま」さんの店内をお借りしました💦)

コロナ禍の影響もあるんでしょうか。ものづくりが好きな子どもたちが増えているようにも感じました。
この日すでに試作品を作ってきてくれた子たちは、「こんなのを作ったんだよ!」とみんなに見せてくれました。
「じゃぁそれは材料がいくらで、どれくらいの数用意して、どれくらいの利益を出せるか考えよう」という会議です。

チッチェーノでは、毎回必ず「事業計画書」を作成してもらいます。
例えばワークショップをしようと思っているとしたら、開催は何時間で、一回のワークショップにどれくらい時間がかかって、一回に受付できるのは何人で、最大で何人ワークショップが受けられるのか・・・などを考えます。
そうすると、子どもたちの中で当日のイメージが具体的になっていきます。

ただ、私たちは「正解」を教えることはしません。
こどもたち自身が考えてみることに意味があると思っています。

今回の最年少参加者は小学2年生で、足し算・引き算もまだ覚えたてですが、一つの商品の原価がいくらになるかの計算を一緒にやりました。
「社長として」お金のことを考えてみるのは大事なこと。そして自分のお店をいいお店にする意識を持って欲しいなと思っています。最初はわからなくてもいいんです。わからないなりに「大事なことなんだな」とどこかで理解してくれていると、出店した時や他のお店の様子を見た時、イベントが終わって売上を見た時に、なにか気づいたりします。

全然ちゃんとしてなくていいんですが、大人からみてちゃんとしてないと、ついつい口出ししたくなっちゃいますよね(笑)

「危険だけはないように黙って見守る」
「ヒントはあげる」
「聞いてきたら教える」

何度やってもこれはほんとに難しい。
チッチェーノ・チッタに関わる大人たちの永遠のテーマです(笑)

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そんな初心を思い出させてくれた今回の参加メンバーに感謝しつつ、いよいよ当日。
雨の心配をよそに、汗ばむを通り越したカンカンの夏日🌞

それぞれに工夫を凝らしたお店が並び、10:30の開始と同時に予想を遥かに上回るお客様で賑わいました。
実はみんな、学校や習い事先などでみんな宣伝活動をかなり頑張っていて、十分に用意していたはずのチラシを追加印刷するか迷ったほど。

開始1時間後には、ずいぶん商品が減っていたお店や完売したサービスもあったようです。

こどもたちが頑張る様子を見て、ご来場の大人の方々が「元気づけられた」と言ってくださったのが印象的でした。
本当にたくさんのご来場、ありがとうございました。

反省会では、予想よりうまくいったこと、思ったようにいかなかったこと、気づいたこと、他のお店について感じたことなどをシェアしました。

今回やって見たことが1つのベースになり、課題を発見した子たちがまた次回、進化して参加してくれることを楽しみにしています!