地域から子どもたちへ生きた教育を

横浜市青葉区発のキッズタウンです。こどもたちが大人と肩を並べてひとつの街を作ります。街には市役所、ハローワーク、銀行、税務署があり、こども市民(お仕事体験)たちは市民税を払って市民登録をし、ハローワークでお仕事を探し、銀行で給与を受け取り、税務署で所得税を払って、手取りで街でお買い物ができます。
神奈川県に12あるキッズタウンで構成される「かながわ子ども合衆国」の一つで、その中でも特に「仕事や商売を中心とした街」という点と、「子どもによる起業・起案」と「当日参加するお仕事体験」を両方兼ね備えているという点が特徴です。

まちづくりに参加しているこどもたちとは街をつくる約半年前から街全体やそれぞれが作りたいお店についての会議を重ね、子ども起業家や子ども公務員となって街を準備しています。お仕事体験の部門では、青葉区を中心とするローカル企業・団体のご協力により、実際に身近な街にあるお店やお仕事をこどもたちに体験し知ってもらう機会にしています。働くことを通していろんな大人と関わることで、なぜ勉強するのか、それが社会でどんな風に役立つのかを感じ取り、子どもたちが主体的に社会に関わるきっかけになればと思っています。

そのため、チッチェーノ・チッタはイベントをエンターテイメントにせず、できる限りリアルに仕事は仕事として子どもたちもその一員として一緒に考え、街を作ることを目指しています。ご協力くださる企業やボランティアの皆様にも、子ども向けにアレンジするのではなく、できる限りその仕事・役割そのものの面白さや難しさが伝わる形でのご参加をお願いしています。そうしてこどもたちを中心において街づくりを考えていく過程では、親も大人もしばしば意識改革の必要を迫られ、多世代を巻き込んで次の世代を考える取り組みになっていると感じます。

2018年、横浜市青葉区からスタートしたこの活動はまだ始まったばかりですが、リアルな街と同様、一年一年課題を見つけてより多くの方、多くの子どもたちと一緒にアップデートしていきたいと思っています。

2024年9月15日(日)「チッチェーノ・チッタ ミニマルシェ in 軽トラ元気市」@たまプラーザ美しが丘公園自由広場 子ども出店者受付中!!

NEWS

チッチェーノ・チッタ2024のふりかえり動画

「チッチェーノ・チッタ2024」は、2024年3月2日当日だけでなく、その日を迎えるまでの長い物語の集大成✨ それぞれが悩んで、考えて、準備に手をかけて迎えた当日。子どもたちの真剣な顔。それを見守る大人のみなさんの優しい眼差し。 それぞれにドラマがあって、ぐっと来ます。 撮影&編集してくれたのは、@mao_943 さん。ありがとうございます!!

【チッチェーノ・チッタ2024 納税者の声】

チッチェーノの街で30分お仕事体験をすると、街の中だけで使える通貨「チッタ」で「110チッタ」のお給料がもらえます。そのうちの「10チッタ」の所得税をチッチェーノ税務署で納税すると引き換えにシールがもらえて、「この税金を何に使って欲しいか」に投票することができます。 納税しないと次のお仕事探しができないので、必ず納税してからハローワークに向かうはずなのですが …

【チッチェーノ・チッタ2024 子ども出店】

2023年9月30日から始まった「子ども大会議」に参加して約半年間準備をしてきた「起業チーム」の子どもたち。 14店舗中11店舗がチッチェーノ初参加(他の3店舗もこの大きなイベントは初)で、たぶん当日を迎えるまでどんなことが起きるのかピンときてなかった子も多かったと思います☺️ 当日お客さんが来て一気にスイッチが入った子も。頑張って用意した商品や出し物、たく …

【チッチェーノ・チッタ2024 ハローワーク】

チッチェーノ・チッタの街の中で一番忙しいブースとも言えるハローワーク。 子ども市民たちがお仕事体験の予約にくる場所です。 対応してくれたのは子ども出店の保護者さんを含むボランティアのみなさんです。 今回初導入した登録システムに慣れて、当日混乱なく予約受付できるように、事前に何度もオンライン会議をして、確認を繰り返しました。 ハローワークでは子どもたちのお仕事 …

【チッチェーノ・チッタ2024 市役所】

当日、お仕事体験で参加する「子ども市民」が最初に市民登録の手続きをする「チッチェーノ市役所」。 今回、高校2年生がボランティアで市役所とハローワークの登録システムを作ってくれたことにより、パソコンを使っての受付窓口になりました。 窓口対応してくれたのはすべて高校生・大学生・大人のデッケーノボランティアのみなさんです。 チッチェーノ市役所業務は、市民受付業務の …