【チッチェーノ・チッタ2024 納税者の声】
チッチェーノの街で30分お仕事体験をすると、街の中だけで使える通貨「チッタ」で「110チッタ」のお給料がもらえます。そのうちの「10チッタ」の所得税をチッチェーノ税務署で納税すると引き換えにシールがもらえて、「この税金を何に使って欲しいか」に投票することができます。 納税しないと次のお仕事探しができないので、必ず納税してからハローワークに向かうはずなのですが …
ちっちゃい人とつくる街
横浜市青葉区発のキッズタウンです。こどもたちが大人と肩を並べてひとつの街を作ります。街には市役所、ハローワーク、銀行、税務署があり、こども市民(お仕事体験)たちは市民税を払って市民登録をし、ハローワークでお仕事を探し、銀行で給与を受け取り、税務署で所得税を払って、手取りで街でお買い物ができます。
神奈川県に12あるキッズタウンで構成される「かながわ子ども合衆国」の一つで、その中でも特に「仕事や商売を中心とした街」という点と、「子どもによる起業・起案」と「当日参加するお仕事体験」を両方兼ね備えているという点が特徴です。
まちづくりに参加しているこどもたちとは街をつくる約半年前から街全体やそれぞれが作りたいお店についての会議を重ね、子ども起業家や子ども公務員となって街を準備しています。お仕事体験の部門では、青葉区を中心とするローカル企業・団体のご協力により、実際に身近な街にあるお店やお仕事をこどもたちに体験し知ってもらう機会にしています。働くことを通していろんな大人と関わることで、なぜ勉強するのか、それが社会でどんな風に役立つのかを感じ取り、子どもたちが主体的に社会に関わるきっかけになればと思っています。
そのため、チッチェーノ・チッタはイベントをエンターテイメントにせず、できる限りリアルに仕事は仕事として子どもたちもその一員として一緒に考え、街を作ることを目指しています。ご協力くださる企業やボランティアの皆様にも、子ども向けにアレンジするのではなく、できる限りその仕事・役割そのものの面白さや難しさが伝わる形でのご参加をお願いしています。そうしてこどもたちを中心において街づくりを考えていく過程では、親も大人もしばしば意識改革の必要を迫られ、多世代を巻き込んで次の世代を考える取り組みになっていると感じます。
2018年、横浜市青葉区からスタートしたこの活動はまだ始まったばかりですが、リアルな街と同様、一年一年課題を見つけてより多くの方、多くの子どもたちと一緒にアップデートしていきたいと思っています。
2024年3月2日(土)「チッチェーノ・チッタ2024」@たまプラーザ美しが丘公園多目的広場お仕事体験「子ども市民」 2/3(土)12:00〜申込スタート!!